2023/07/19
こんにちは!!
1号店の日垣です。
今回は、意外と冬でも起きやすい「脱水症」についてお話しようと思います。
脱水症とは、体内から体液(水と電解質(塩分など))が失われることによって、障害が生じる状態のことを言います。
症状としては、めまい・重苦しい・吐き気・食欲減退・尿量減少・血液濃度上昇・汗が出ない・全身脱力感・手足のふるえ、イライラ・精神不安定・ふらつき・頭痛・脈拍の上昇・呼吸困難・チアノーゼ・精神錯乱・筋痙攣・失神・腎機能不全・目の前が暗くなる・排尿痛・舌が痺れるなど様々な症状が現れます。
脱水症が続くと血液がドロドロの状態になり、脳梗塞・心筋梗塞を引き起こすきっかけにもなります。
脱水症になりやすいのは、子供や高齢者といわれています。
理由としては、
子供では、
①成長期は水分を多く必要とし、水分の出入りが激しい。
②体重あたりの不感蒸泄が大人と比べて多い。
③汗をかく機能や、腎臓の機能が未熟。
高齢者では、
①体液をためるタンク(筋肉)が少ない(成人は60%、高齢者は50%)。
②飲んだり食べたりする量が減っている。
③のどの渇きや暑さに気づきにくくなる。
脱水症が疑われるサインとしては、
・原因不明の体温上昇。
・急激な体重減少。
・尿の量と回数が減っている。
・尿の色が濃い。
・便秘が続いている。
・食欲が減っている。
・唇や舌が乾燥している。
・指の先が青白い。
・微熱が続く。
・手が冷たい。
・腋の下が乾いている。
その他、暑い日が続いる時、大量の汗をかいた時、室内でもエアコンの使用を控えていたりなど。
夏の暑い時期には、熱中症予防で水分摂取を心掛けている方が多いですが、冬でも水分摂取を意識する必要があります。
冬は、湿度が低い上に空気は乾燥しているため、皮膚や粘膜、呼気などから水分が奪われます。また部屋の中で暖房を使用する為、更に乾燥しやすく脱水になりやすいです。
脱水症の対策としては、
・水分をこまめに摂取する。(1日の目安として1~1.5リットル)
・飲み物の種類は水か白湯または経口補水液。(緑茶やコーヒーは利尿作用が高いため)
・飲料だけでなく、果物やゼリーなどでも水分をとる。
※特にキウイがおすすめ!水分だけでなく、糖質・カリウム・マグネシウムなどの栄養素が豊富です。
健康に毎日を過ごすために、個人にあった方法で脱水予防をおこなっていきましょう!