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危険な転倒の原因3選!リハライフのデータからも解説【おすすめリハビリ案あり】

time 2022/02/07

危険な転倒の原因3選!リハライフのデータからも解説【おすすめリハビリ案あり】

こんにちは、リハライフ新屋敷の頼田です。

今回は、転倒について解説していきます。

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悩める人

そもそも転倒ってなぜ起こるの?転倒しやすいのはどんな状況?
いいリハビリがあったら知りたい!

こんな悩みについて、実際にリハライフで溜まったデータを照らし合わせながら解説していきます。

ぜひ、最後までお読みください。

それでは、いきましょう!

転倒の主な原因は?

そもそも転倒の原因は大きく2つに分類でき、それぞれ「外的要因」と「内的要因」と呼ばれています。

いきなり難しい言葉が出てきましたが、大丈夫です。

以下で分かりやすく解説していきます。

外的要因

転倒の主な原因ひとつめ、外的要因とはなんでしょうか。

外的要因とは、クツや段差のような身の回りの環境の問題によるものです。

具体的な例を挙げてみます。

  • 室内段差
  • 滑りやすい床
  • 履き物(サンダルやスリッパ)
  • 電気器具コード類
  • 照明不良(暗い室内)
  • 階段
  • 玄関の上がりかまち
  • 不慣れな場所での障害物
  • etc….

ざっとこんな感じでしょうか。

例をあげてみると、いかにも転倒に影響しそうですよね。

次に、内的要因について解説します。

内的要因

転倒の主な原因ふたつめ、内的要因について解説していきます。

内的要因とは「年齢による身体的な変化」や「病気の種類「薬による影響」のような、身体的な問題によることをいいます

年齢による身体的な変化

加齢による身体的な変化とはどんなものでしょうか。

分かりやすい例では、全身の筋力低下が挙げられますね。

病気の種類

病気の種類とは、診断を受けている疾患名のことですね。

たとえば「脳梗塞」や「パーキンソン病」などです。

薬による影響

薬による影響とは、飲んでいる薬の副作用などにより転倒を引き起こすものになります。

「睡眠薬」や「向精神薬」などさまざまですね。

現在、自分が飲んでいる薬があったら、どんな副作用があるのかを今いちど確認しておきましょう。


 

以下にざっと表にしてみます。

 

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いかがでしょうか。

内的要因についてもさまざまな種類がありますね。

 

ここまでをまとめます。

転倒の原因は、外部の環境身体的な問題から引き起こされており、

それには人それぞれ多様な原因がある、ということですね。

 

では、今回は特に外的要因について解説していきます。実際にリハライフの利用者様からの聞き取りや事案を基に、転倒が起こりやすい状況3選を紹介していきます。

 

リハライフでの転倒の原因トップ3

結論、

1位 立ちあがろう、座ろうとした時にバランスを崩し転倒

2位 立ち止まり、バックで移動中に転倒

3位 歩行中に足が引っかかり転倒

これです。

リハライフでは各店舗での転倒事案、また自宅での転倒状況などを聞き取りし、共有しています。

実際に利用者様よりお話を聞いていると、特に外部環境において転倒が起こった原因の共通点がいくつか出てきました。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1位 立ちあがろう、座ろうとした時にバランスを崩し転倒

これはとても多いです。

立ち上がり時や、座ろうとした時というのは、実は歩行中よりも重心の移動が大きいのです。

そのため、重心の移動をコントロールするために、高いバランス能力が必要となります。

要するに、誰でも転倒しやすい状況ということです。

リハライフ内での事案でも特に多く、

「自席に座ろうとして転倒」

「マシンから立ち上がる時にバランスを崩して転倒」

「リラクゼーションマシンから起き上がり、歩き始める際にふらつき転倒」

こんなシチュエーションが非常に多い印象です。

これらのことを踏まえ、サービス提供者側も利用者様側にも、周知徹底していく必要があると言えますね。

 

2位 立ち止まり、バックで移動中に転倒

こちらも非常に多い印象です。

バックで移動中」というのは「後ろ向きでの歩行」と同じなのですが、これはとても危険です。

さきほどの重心移動の話と重なりますが、当然、前に歩くより後ろ向きに歩く方が難しいことはイメージしやすいと思います。

また、高齢者の方では背中が曲がっている(円背と言います)方も多いとお思います。

円背になっているということは、そもそも重心位置が後ろ気味になっている、ということです。

要するに、少しでも後ろにバランスを崩すと一気に後ろに転倒しやすいのです。

後ろ向きに転倒すると、しりもちをつく形となしますが、これは「腰椎圧迫骨折」を引き起こしやすいため、注意したいところです。

 

3位 歩行中に足が引っかかり転倒

歩行中に足が引っかかることは、自宅でもリハライフ内でも起こりやすい転倒原因のひとつです。

特に、脳梗塞や脳出血において「片麻痺」の状態の方は、片方の足が麻痺しています。

そのため、麻痺している方の足が地面に引っかかりやすくなるのです。

また、自宅で多いのは1cm〜2cmほどの敷居や、ちょっとした段差、コード類などに足が引っかかり転倒するパターンです。

リハライフ内での転倒についてはすぐに原因を精査し、外部環境についてはただちに改善をするようにしています。

自宅での転倒に関しては、状況を聞き取り、頻発する箇所に関しては原因の除去をしていく必要がありますね。


 

それにしても、歩行中の転倒が1位ではないので、意外かと思います。

しかし、前述したように、歩行中よりも立ち上がり・座り動作時や、方向転換時のほうが重心移動が大きくバランスを崩しやすいことは事実です。

この点を踏まえ、日々のサービス提供に活かしていきたいですね。

では、転倒を予防するために効果的なリハビリはあるのでしょうか。

その点について以下で解説していきます。

 

転倒予防に有効なリハビリ3選を紹介

それでは、転倒予防に有効なリハビリについて3つ紹介していきます。

手すりを持って横歩き運動

手すりや支えになる物があれば良いです。

しっかり持って、左右に横歩きしていきましょう。

足の筋力強化になるし、重心移動の練習にもなります。

手すりを持ってスクワット動作

スクワット動作練習は、足の筋力強化を図ることに効果的です。

手すりや支えを持って行うことで安全性が増します。

また、スクワットの動作は、立ち上がり・座り動作などと重心の移動が似ているため、効率よく鍛えていきましょう。

10回を1セットとして、無理のない範囲で行っていきます。

足首のストレッチ

足首もストレッチしておきましょう。

足首の柔軟性は、転倒予防において重要な要素です。

座った状態で足首をぐるぐるしてもいいです。

理想は、傾斜板などに乗って、自分の体重を乗せてストレッチをかけることです。

 

以上、簡単にですが、転倒予防に対するリハビリ案3選を紹介しました。

転倒予防に対するリハビリは、一言でコレをやればいい!というものではありません。

なぜなら、上述したように、転倒の原因は人それぞれたくさんの要素が重なり合って引き起こされるからですね。

まずは基本的なところである「足の筋力訓練」「バランス訓練」「足の柔軟性アップ」を継続して訓練してみてはいかがでしょうか。

筋力アップや身体機能の向上は「一日にして成らず」です。

日々の訓練の繰り返しが、数ヶ月後のちょっとした日常の中で

「あれ?あまり転ばなくなったな」

「前より足の運びが良くなったな」

「玄関の段差が楽に上がれるようになった」

などのように気がつくと思います。

コツコツとやっていきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、危険な転倒のよくある原因3選や、リハビリ案についてご紹介してきました。

繰り返しになりますが、転倒の原因は多種多様、人それぞれ違います。

しかし、転倒が起こりやすいポイントや、姿勢、外的・内的要因などを理解している方が、日々の暮らしやリハビリに役立っていきそうですよね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではまた。

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