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Life goes on

time 2020/05/30

Life goes on

リハライフ高須の西川です。

自粛生活が続いた為、外出する機会が減り活動性も低下している方が多いと思います。
やっと緊急事態宣言も解除されましたが、低下した身体機能を改善するために、歩行訓練を行うことが大切です。

 

そこで今回は杖についてお話ししたいと思います。
杖の目的としては、歩行を安定させること、足腰にかかる負担を軽減させること、安心感を与えることなどがあります。

次は杖の種類について説明します。
T字杖・・・よく目にする機会が多く誰でも扱いやすくデザインが豊富です。しかし、体重の1/6までしか補助できないといったデメリットもあります。

ロフストランド杖・・・上部に前腕を通す輪っか(カフ)、下部に握り手(グリップ)が付いた杖。

松葉杖・・・脇当てとグリップが付いているタイプの杖です。上半身だけで体重の大半を支えられるので、下半身にかかる負担を大幅に抑えることができます。足を骨折した時などによく使われます。
四脚杖・・・地面と接する杖先が4点の杖。支えてくれるポイントが多く安定性が高い。しかし、平らな場所では便利だが、屋外の不整地では不安定になりやすい。

 

次は杖の長さについて説明します。皆さんは杖の長さをどのように決めましたか?
人によっては購入した時のまま長さを変えていない方もいるのではないでしょうか?
杖の長さの目安としては、立った状態でグリップが大転子(股関節)の位置になるように調整します。他には’‘身長÷2+3’’という数式もあります。
リハライフでは、利用者様1人1人に応じた杖の長さの調整も行っています。

また、皆さんは杖を左右どちらに持っていますか?
それはどのような症状があるかによって変わってきます。
運動麻痺のある方は麻痺のない側で杖を持つのが一般的です。
では膝が痛い方は左右どちらで持つのが正しいでしょうか?
正解は、痛くない方で持つのが正しい持ち方です。理由は、痛い方の足と杖を同時に振り出すことで荷重が分散し、痛みを軽減できるからです。

 

このように、日常なじみ深い杖ですが、使用するにあたって様々なポイントがあります。
ご自身やご家族が使用している杖について改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか?

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