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【今さら聞けない】デイサービスとデイケアの違いをわかりやすく解説!

time 2022/07/13

【今さら聞けない】デイサービスとデイケアの違いをわかりやすく解説!

こんにちは、新屋敷の頼田です。

最近、家族さんからこんな質問を受けました。

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家族さん

「デイサービスとデイケアはどう違うの?」
「うちの母はどちらを使えばいいの?」

たしかに、デイサービスとデイケア通所介護や通所リハビリテーションなど、似たような言葉がたくさんあってわかりにくいですよね。
どちらも介護保険を利用し、自宅から施設まで通ってサービスを受けるということは共通しているのですが、内容にどのような違いがあるのでしょうか。

そこで今回の記事では、デイサービスとデイケアの違いを、比較を交えながらわかりやすく解説していきます!

それではいきましょう!

デイケアとは

 

まずは言葉の整理をしておきましょう。
実は、「デイケア=通所リハビリテーション」なのです。
厚生労働省から引用してみます。

通所リハビリテーションの概要
居宅要介護社について、介護老人保健施設、病院診療所その他厚生労働省令で定める施設に通わせ、当該施設において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーション

とあります。

要するに、病院やクリニックに併設されていて自宅から通ってリハビリが受けられる施設、みたいな感じになります。

デイサービスとは

 

まずは言葉の整理ですね。
「デイサービス=通所介護」です。
ちなみにリハライフはデイサービスになります。
おなじみの厚生労働省よりデイサービスの定義を引用します。

デイサービス
通所介護とは、利用者(要介護者)を老人デイサービスセンター等に通わせ、当該施設において、入浴・排せつ・食事等の介護、生活等に関する相談及び助言・健康状態の確認その他日常生活上の世話、機能訓練を行うものをいう

どうでしょうか?漢字が多くてわかりにくいですよね。
要約します。
要するに、デイサービスセンターなどの施設に自宅から通って、入浴や食事などの介護を受けながら機能訓練を行う、ということです。
あれ?機能訓練ってなに?リハビリじゃないの?って思いますよね。
のちほど解説しますが、ここが今回の記事の肝にもなります。

デイサービスとデイケアの違い

 

では、デイケアとデイサービスの違いについて解説していきます。
デイサービスとデイケアの大きな違いは以下です。

  • デイケアには常勤の医師がいる
  • デイケアにはリハビリ専門職がいる
  • デイサービスは機能訓練、デイケアはリハビリテーションを行う

詳しく解説します。

・デイケアには常勤の医師がいる

デイケアは病院やクリニックが母体となって運営していることが多いです。そのため、病院と隣り合わせであったり併設されていたりします。
なぜ病院やクリニックと併設されていることが多いかというと、デイケア=通所リハビリテーションを運営するための決まりとして、「専任の常勤医師が1名以上必要」であることが理由のひとつです。つまり、医師がいない施設はデイケアではありません。
例えば、高知市内でいうと「社会医療法人仁生会 老人デイケア ゆうゆう」さんは、細木病院が母体。
また、「通所リハビリテーション みなみの風」さんは、みなみの風クリニックが母体となって運営されています。

・デイケアにはリハビリ専門職がいる

デイケアの運営には、リハビリ専門職が必須となっています。リハビリ専門職とは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった国家試験を有する人のことです。
デイケアの利用者さんは、このリハビリ専門職の方から「リハビリ」を受けるわけです。

・デイサービスは機能訓練、デイケアはリハビリテーションを行う

デイサービスでは「機能訓練」を行い、デイケアでは「リハビリテーション(以下リハビリ)」を行います。その違いはなんでしょうか。

機能訓練とリハビリの違いは以下です。
リハビリ・・・医師の指示のもと、リハビリ専門職が利用者に対して「身体機能の維持・回復」を目的に行う訓練などの総称。
機能訓練・・・デイサービスなどで行われる訓練の総称。「身体機能の減退防止」を目的としている。

どうでしょうか?
どちらも「訓練」「運動」を行うことには変わりないのですが、実はその訓練を行うための目的が違ってくるのです。
デイケアで行われる「リハビリ」は、どちらかというと医療的な意味合いを含みます。自宅で日常生活を行えるよう、現在の身体能力より少しでも向上するように医師の指示のもとに行われます。

対してデイサービスでは、現在の身体機能を維持していきながら自宅での生活を継続していけるよう、機能訓練をしていきます。

もちろん、利用者さん一人一人、機能訓練の内容は違ってきます。

片麻痺の方なら、麻痺側の関節可動域訓練やストレッチ、日常生活動作への参加訓練なども必要です。

変形性膝関節症の方や腰痛をお持ちの方なら、下肢の筋力をつけたり、腰部の筋緊張緩和のための徒手的なリラクゼーションも必要でしょう。

すべての利用者さんに言えることですが、歩行訓練も立派な機能訓練になります。

医師の指示のもとに行われる「リハビリ」の方が「機能訓練」よりも優れているのではないか?と感じる方もいるかと思いますが、そうではありません。

機能訓練を計画・指導できるのは有資格者になります。

わかりにくいとは思いますが、リハビリも機能訓練も、利用者様それぞれが日常生活を安心して継続していける、かつニーズに沿ったものを計画して実施していかなければならないのです。

 

デイサービスとデイケアのサービス内容の違いは?

 

では、実際それぞれのサービス内容にどのような違いがあるのかについて解説します。
結論、デイサービスとデイケアではサービス内容に大きな違いはありません。
基本的な流れとしては、送迎、バイタルチェック、入浴、入浴、食事、ケア、レクリエーション、リハビリ、機能訓練、送迎とこのようになります。施設によっては順番が前後したりなどはあると思いますが、基本的なサービスの流れなどはどこも似ているはずです。

デイサービスとデイケアの料金を比較

デイサービスとデイケアの料金を比較していきます。

*利用時間7時間、1割負担とした基本料金の目安。要支援の方は月額、要介護の方は1回の料金。

一例ですが、デイサービスとデイケアの基本料金を比較してみました。

注意点として、施設によってこの基本料金にプラスして サービス加算料金が加わります。また、お食事代やおやつ代など実費が発生することもありますね。

比較してみると、基本料金としてはデイサービスの方が100〜200円ほど安くなっているのがわかります。

ただし、介護サービスを利用する際の細かい計算などは担当のケアマネージャーの方がしてくださるので、ムズカシく考えなくてもOKです。

あくまで目安として参考にしてください。

デイサービスとデイケアはどっちがおすすめ?

ここまでデイサービスとデイケアのおおまかな違いについて解説してきました。
では具体的に、どちらを選択するべきなのかについてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

デイサービスがおすすめな方

デイサービスがおすすめな方は以下です。

  • 家にとじこもりがちで、運動不足が心配な方
  • 他者との交流が好きで、体力の維持向上を図りたい方
  • 脳卒中や認知症など様々な症状があり日常生活に助けが必要な方

簡単にまとめるとこのようになります。
もちろん、デイサービスを利用されている方は皆さん様々な理由があります。上記に当てはまらない方もいると思います。
ただ共通して言えるのは、「手厚い医療ケアが必要ではない方」がおすすめであると言えるでしょう。
理由は、上記で述べた通りですね。

デイサービスは比較的安価で利用することも可能です。また、機能訓練を行うことで体力・筋力の維持向上を図ることもできますね。
もちろん、食事や入浴などの日常生活の介護を受けることができます。

デイサービスも様々なタイプの事業所があり、それぞれ特徴があります。
「アットホームな雰囲気でゆっくり過ごすデイ」
「機能訓練指導員がいて、運動をしっかり行えるデイ」
「認知症対応型のデイ」

まずは担当のケアマネージャーさんに相談し、自分や家族さんの希望を伝えながら選択していけたらいいですね。

デイケアがおすすめな方

それではデイケアがおすすめな方について解説していきます。
簡単にまとめると以下になります。

  • 医療的なケアや介護を必要とする方
  • 退院後まもなく在宅での生活に不安がある方
  • 看護師やリハビリの専門家のもと運動を行っていきたい方

デイケアにおすすめな方は、手厚い医療ケアを受けることが可能でより専門的なリハビリや栄養指導などを受けたい方です。
退院後に自宅に帰り、そのまま同じ系列のデイケアに通うといったケースも少なくありません。知らないところに行くより、安心するという声もありますね。

デイサービスとデイケアのどちらを選ぶかは人それぞれ【結論】

人それぞれ

ここまで述べてきたように、デイサービスとデイケアはそれぞれ違いがあります。それらを考慮した上でどちらに通うかを決めなければいけません。


とはいえ、「どこにどんなデイサービスやデイケアがあるのかまったく分からない」という方がほとんどだと思います。


これらの通所サービスを利用するためには、担当のケアマネージャーさんに相談してサービスの調整をしてもらう必要があります。


まずは、それぞれの施設の体験や見学をしてみることをおすすめします。パンフレットやホームページを見ただけでは分からない部分も多いと思います


実際に施設に行ってみて、中の雰囲気やサービス内容、お食事の体験などをされてみてはいかがでしょうか。

リハライフは機能訓練型のデイサービスだけど…


ちなみにですが、リハライフは全店舗において理学療法士が複数名在中しています。もちろん専門的な運動やプログラムを受けることができます。

つまり、数あるデイサービスの中でも身体機能の維持や向上といった機能訓練を得意とする施設だということです。


とはいえ中にはもちろん、そこまで運動を好きではない方もいますし、家族さんの希望でリハライフに通っているような方もいます。

デイサービスに通う人にはそれぞれの目的や背景があるということですね。

その上で、どのような方であっても、快適にご利用していただけるように最大限の努力をしています。ゆっくりする時間も作りながら少しでも歩いていただいたり、リラクゼーションメニューを中心にマシントレーニングも取り入れたりといった具合ですね。


目的や背景が違えど、必要な介護サービスやを行い、その方にあった機能訓練を提案していかないといけません。


全店舗、いつでも見学や体験ができるので、まずはご連絡ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ここまでデイサービスとデイケアの違いについて解説してきました。


冒頭にあった家族さんとの会話から今回の記事を思いついたのですが、違いについては意外に知らなかったという方も多いのではないでしょうか。


上記で解説してきた通り、それぞれ違いはあるのですが、「その利用者様の身体機能を維持・向上させ、在宅で生活していくための支援を行う」ことは共通していると思います。


今回の記事が、デイサービスとデイケアのどちらを利用するべきか迷っている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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