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脳卒中片麻痺の利用者様の反張膝について

time 2018/05/07

脳卒中片麻痺の利用者様の反張膝について

リハライフ所長の青山です‼️

簡単に当施設を紹介をしますと、リハライフはリハライフプラスや高須店と違い純粋な半日型デイサービスとなっています👏

食事や入浴がなくリハビリだけを行っていますのでPTが8名在籍し、利用者様の身体を改善することで生活のお手伝いをさせて頂いてます。

今回は脳卒中片麻痺の利用者様の反張膝について考えていきたいと思います。

まず、反張膝とは膝が伸び過ぎてしまう状態を言います。

反張膝は自立して歩行される脳卒中の方に多く見られます😓

そもそも何故、反張膝が良くないかと言いますと、膝が過度に反り15度を超えると尖足緊張が増加し踵が浮いたり、体幹の前傾が増加し推進力が減少します。

また、25度を境に歩行能力が低下し、30度を超えると歩行困難になると言われています😖

現状歩行可能な利用者様のほとんどが短下肢装具を使用されています。

短下肢装具で抑えれる反張膝もありますが、困難な事例もあります。

背屈5度程度の矯正ですがほぼ変化はみられません。

これ以上背屈角度を増やすと踵から前足部まで体重移動ができず、踵だけの接地で歩くようになり、より反張膝を助長します😱

次にこの方ですが、膝に痛みがあり歩行が困難になってきています。

生活に支障がでており対応が必要です。

反張膝の治療として一般的には、筋の再教育や筋力強化訓練、ストレッチ、装具療法等々です。

今回はプラスチック長下肢装具を選択しました。

膝の痛みを取りながら歩く姿勢を整え、促通を行いたかったからです。

膝屈曲15度、足関節背屈0度、右足健側補高1㎝のセッティングです✨

膝の痛みは無くなりました。まだバランスがあまり良くありませんが、痛みがない分、歩行距離は伸びていっています🚶

この方は痛みがあることでプラスチック長下肢装具を受け入れましたが、多くの利用者様が自立歩行され、痛みがないためプラスチック長下肢装具の必要性を感じて頂けません⤵️

しっかりと説明し、膝が悪くなる前に対応していく事が大切であると感じます。

これからも利用者様の力になれるよう頑張っていきます💪

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