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高齢者の転倒について

time 2021/06/21

高齢者の転倒について

リハライフ高須の西川です。

今回は「転倒」について考えてみたいと思います。

まず転倒とは自分の意思ではなく地面またはそれよりも低い面に体が倒れてしまう事を言います。

皆さん、高齢者が転けて骨折してしまうという話は聞いたことがありますよね?
ですが、幼い子供もよく転けますが骨折したって話はあまり聞いたことがないかと思います。
それは何故か分かりますか?
それは幼い子供は高齢者に比べて床からの重心が低い事や体の柔軟性が高いからです。また年齢が高齢になると骨密度の低下や筋力の低下が起こり外傷に繋がってしまいます。

では、高齢者の転倒はどこでどの様にして起こることが多いのかまたどの様に予防すればいいのか考えてみましょう。

転倒の発生時間は高齢者が活動し始める午前中が多くなっています。
発生場所は家庭内が最も多く、なかでも居間に集中しています。これは居間で過ごす時間が長く、リラックスしている為、注意力が低下していると考えられています。

原因として多いもの

1.床に置いている新聞やビニール袋で滑る

2.敷居や電気製品のコード、絨毯やカーペットにつまずく。

3.急な訪問者や電話の呼び出し音に対応しようと慌てて動く。

転倒の予防として

1.筋力増強
つま先立ちやスクワット等をおこない体幹や足の筋力を強化する。

2.柔軟性の向上
足を前後に開きふくらはぎや前屈をおこない太ももの筋肉を伸ばす。

3.バランス能力の向上
手すりを持ちながら片足立ちをおこなう。できる方は手すりを離しておこなう。

一度転倒してしまうとまた転倒してしまうのではないかと恐怖心から外出の機会や活動量が低下し、更に転倒のリスクが高くなるという悪循環に陥りやすくなったり、外傷により介護が必要になってしまうケースもある為、しっかりと転倒予防をおこないながら、体を動かし今の状態よりももっと、より良い生活を目指していく必要があります。

 

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